部屋がおしゃれに見えないのは、照明のせいかもしれない

同じ部屋の比較。左は天井灯1灯で均一かつ平板な印象、右はフロアランプの電球色で陰影と奥行きが生まれている

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こんにちは、れんです。

家具を揃えた。雑貨も飾った。掃除もしてる。なのに、なぜかSNSで見るような部屋にならない——。

その原因、インテリアのセンスではないかもしれません。天井の照明1灯で部屋全体を照らしているなら、ほぼ確実に「光」が犯人です。今日はその理由と、今夜からできる処方箋の話をします。

目次

この記事でわかること

  • 「なんか垢抜けない」の正体
  • 部屋の印象を決める光の6要素
  • 今夜できる処方箋:多灯分散

垢抜けない部屋の共通点=「一室一灯」

天井の真ん中にシーリングライトが1灯。日本の住まいの標準スタイルですが、これは部屋の隅々まで均一に照らすための配置です。

均一な光の部屋は、写真にたとえると「全部にピントが合って、全部に同じ光が当たった証明写真」。記録には向いていますが、雰囲気は写りません。一方、素敵なカフェやホテルの光は「主役にピントが合い、背景がやわらかくボケた写真」。明暗の差=陰影こそが、おしゃれの正体なんです。

家具や雑貨が良くても、全部が均一に照らされていたら、主役も脇役もない平板な画になる。逆に言えば、光を変えるだけで、同じ家具が見違えます。

部屋の印象を決める、光の6要素

プロは空間の印象を、光のこの6つで組み立てています。

要素強い/多い/高い弱い/少ない/低い
明るさ活動的・晴れやか落ち着き
光の色白い=シャキッと暖かい=くつろぎ
明暗のコントラストドラマチック・立体的穏やか・のっぺり
光の数華やかシック
光の広がり開放感演出的・親密
光の高さ非日常感安らぎ

一室一灯の部屋は「明るさ:強・コントラスト:ゼロ・数:1・広がり:全体・高さ:天井」。つまり6要素のツマミが全部「実用」側に振り切れた状態です。おしゃれに見えないのは当然で、雰囲気をつくるツマミが1個も動いていないんですから。

部屋の印象を決める光の6要素を示すスライダー図。明るさ・光の色・明暗コントラスト・光の数・光の広がり・光の高さについて、一室一灯と多灯分散のツマミの位置を比較

処方箋:多灯分散

やることはシンプルです。

1. 天井の光を絞る(or 消す) 調光できるなら50%以下へ。できないなら夜は思い切って消す。

2. 低い位置に、あたたかい光を2〜3点散らす 部屋のコーナーにフロアランプ。棚の上に小さなテーブルランプ。テレビ裏にテープライト。電球色で、目線より低く。これだけで陰影が生まれ、6要素のツマミが一気に「雰囲気」側へ動きます。

3. 照らす先を決める なんとなく置くのではなく、「観葉植物を照らす」「壁を照らす」「お気に入りの棚を照らす」。光が当たった場所が部屋の主役になります。散らかりがちな場所は、あえて暗いままに(視線が行かなくなります)。

まず、今夜ためしてほしいこと

理屈はもういいので、ひとつだけ。今夜、天井の照明を消して、手持ちのスタンドや小さなランプだけで30分過ごしてみてください。 ランプがなければ、キャンドルでも間接照明アプリでもいい。

部屋の空気が変わる感覚が、きっと分かります。それが分かれば、あとは光を1灯ずつ足していくだけ。この体験が、部屋づくりのいちばんの近道です。

まとめ

  • 垢抜けない原因は「一室一灯」。均一な光は証明写真と同じ
  • おしゃれの正体は陰影=明暗のコントラスト
  • 処方箋は多灯分散:天井を絞り、低くあたたかい光を2〜3点
  • まず今夜、天井灯を消して30分。体験がすべての始まり

センスは要りません。要るのは、光のツマミを動かすことだけです。

れん

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