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こんにちは、れんです。
廊下と階段は、1日の滞在時間はわずか数分。でも照明計画では、リビングと同じくらい真剣に考えてほしい場所です。理由はシンプルで、家の中の転倒事故は、段差と暗さの組み合わせで起きるから。
そしてもうひとつの敵が「まぶしさ」。深夜のトイレ移動で天井の照明をパチッと点けた瞬間、目が覚めてしまう——あれは睡眠にとっても損なんです。今日は「安全」と「まぶしくない」を両立する計画を紹介します。
この記事でわかること
- 廊下・階段に必要な明るさの目安
- 昼と深夜で使い分ける「2モード」のあかり
- 階段は「影の出る光」が安全というプロの視点
- 工事不要で今日からできるセンサーフットライト
明るさの目安:JISで廊下・階段は50lx
JISの照度基準では、住宅の廊下・階段の全般照明は50lx程度が目安。リビングの主照明ほどの明るさは要りません。ダウンライトなら2〜3畳に1灯ペース、小さめのシーリングやブラケットでも十分に届く数字です。
ただしこれは「起きて活動している時間」の話。深夜には50lxでもまぶしすぎる——ここが廊下・階段の照明計画の本題です。
深夜モード:低くて暗い光を「併設」する
真っ暗な寝室から出た直後の目は、暗さに慣れきっています。そこに天井からの光を浴びると、目がくらんで足元がかえって見えないうえ、覚醒して寝付きも悪くなります。
答えは、メインの照明とは別に常夜灯・フットライト(足元灯)を併設することです。
- 光は床だけを照らす……壁の低い位置(床から30cm前後)に付けるフットライトは、光源が目線に入らず、足元だけが見えます
- 点けっぱなしでいい明るさ……数ルクスあれば歩けます。LEDなら電気代は月数円〜数十円レベル
- 人感センサー付きなら自動化……通るときだけふわっと点く。消し忘れの心配もありません

階段の光は「影が出る向き」が安全
プロが階段の照明で気にするのは、明るさより光の向きです。
- 良い光……階段の上方から段を照らす光。段鼻(段の縁)にくっきり影が落ち、段差の輪郭が読めます
- 危ない光……真後ろからの光は自分の影が進行方向の段を隠します。また、足元の水平方向からの光は影を消してしまい、段差がのっぺり見えて踏み外しの原因に

新築なら階段上部にダウンライトかブラケットを。既存の家なら、階段の壁にコンセント式や電池式のセンサーフットライトを段の途中に足すだけでも、段差の見え方は大きく変わります。
高齢の家族がいる家庭へ
年齢を重ねると、同じ明るさでも若い人の半分程度しか明るく感じられなくなると言われます。さらに暗さへの順応も遅くなるため、「若い人は平気な暗さ」が転倒リスクになります。
- 廊下・階段の常夜灯は「一晩中点けておく」運用に
- 段差のある場所には1か所ずつフットライトを
- スイッチの位置が遠い廊下は、人感センサー化が確実です
離れて暮らす親の家にセンサーフットライトを送る——照明は、そんな親孝行の道具にもなります。

今日からできる:コンセント式センサーフットライト
工事不要のフットライトは、じつは防災グッズとしても優秀です。
- コンセントに差すだけ……人感センサー+明るさセンサー内蔵で、暗いとき人が通ったときだけ点灯
- 停電したら外して懐中電灯に……差しておけば常に満充電の非常灯。停電の瞬間に自動点灯する製品もあります
- 数千円・賃貸OK……廊下と階段まわりに2〜3個が使いどころです

まとめ
- 廊下・階段の明るさはJIS目安50lx。ただし深夜には別モードが必要
- 深夜はフットライトだけの低いあかりに。光源を目線に入れないのがコツ
- 階段は「段鼻に影が出る光の向き」が安全。背後からの光は影で段を隠す
- コンセント式センサーフットライトは工事不要で、停電時は非常灯になる
短い動線こそ、毎日必ず通ります。家族の誰かが夜中に一度でも歩く家なら、フットライトの数千円は間違いなく元が取れる投資ですよ。
れん
